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  • 執筆者の写真ERIKO

やっちゃったもん勝ち

昔、自分が尊敬する方が、「ライブなんてやっちゃったもん勝ち」みたいなとこあるからさ〜

って言ってたこと思い出した


どんな意味だったのかなぁ〜なんて、今になって考えてみる


要するに、その方の本業は作家さんだ

作編曲家がメインだ

ジャズピアノも勿論弾けるし、スタートはそこから始まっている


改めて、キャリア〜って、どんな意味なのかなと考えてみる


前にも書いたけど、私達作家は縦社会の中で仕事を掴んできた


そこは、他の分野の一流のプロフェッショナル達が集まっている環境だ


その別分野の方々に、信用され、才能を認められて、やっと仕事の発注が来る

相手は音楽の専門家でもないし、普段は別環境の方々だ。けれど、皆さんそれぞれの分野で一流だ

 

それら方々と渡り歩く訓練を(笑)私達は何10年も積み重ねてきて、今も現役でいられる

「ちょっと、なになにちゃん、明日空いてる?ちょっと演奏してくれる?ギャラ、ごめん、どうなるかわかんないけどさ〜」なんてのとは、違うのね


自分に仕事をオファーしてくれる人が誰なのか、どんな社会なのか


そこに、ある意味仕事の厳しさというか、レベルがあるように思う


厳しい環境で、どれどけ鍛えられてきたか


そこにおける音楽的な問題ややり方などは、極、私だけの個人的な出来事で、表現するためのツールになる


だから、音楽というものは、勿論私のツールで武器なんだけれ、その他分野の人達との間でそこで行われる、人間同士としてのやり取りとか信頼とかね〜そこを鍛えないと、これらの仕事はクリア出来ないのね

ステップアップは出来ない


それらの別ジャンルの方々は、音楽の専門家ではない(レコード会社はちょっと別にしてもね)


だから、私はそれらの別分野の人達と長年、切磋琢磨してきた事が、とても大きな財産であった事に、今は気がつくし、それがキャリアだと思っている


だってさ、普通の仕事の方達は、そうやってスカウトされて転職したり、上に登っていくわけでしょ。環境の規模というかね、社会性っていうかね、パブリック性っていうかね


要するに、ミュージシャン同士やそれらを取り巻く人達だけで成り立ってる世界にいたんじゃ、経験出来ない沢山の難関を乗り超えてきての今がある


そこをクリアしてくのは、すごく大変でね

とても精神的にも大変な時期もあった


音で説明すれば分かってくれるわけではないからね


勿論、私のツールは音なんだけれども、それだけじゃない


先方から言われる、音楽用語ではない漠然とした言葉や、イメージや、こんな感じ〜という、難解な物(笑)、それを私が理解して先方が納得いくような音にして返して行くという手順は、なかなか大変だったけれど、とてもやりがいもあった


でも、それら自分の直接的な相手は、別分野ではあるけれどプロだったのね

かなりの地位のね


プロ同士のやり取りだったから、仕事さえできれば、結果は出たからね


それと比べるつもりはないんだけれど


事務所やレコード会社レーベルが付いてない、またはそれらの企業や会社から依頼されない活動って何なのかなってね


ま、私は逆を言うと、そちらの世界の人間ではないので、その人脈もないからかもしれないけれど…


派生していかない、極狭い世界での需要供給ってさ、限りなく縦社会かと言うと、そうでもない気がする


割と閉鎖的な、狭い世界で成り立ってる〜ように見える

例えばJazzならば、Jazzだけの世界の人でないと、まずはよそ者になる

商業音楽を普段やってる人が、すごくJazzが出来たとしても、それは認めないよ〜みたいなね


だから、日本のジャズシーンにいない人は、それらの雑誌にも取り上げてもらえないだろうし、まずはJazzミュージシャンという枠には入れないだろうしね


逆に、その世界にさえいれば、キャリアやレベルや質がどうであろうと、仲間として受け入れてもらえるのかな〜なんてね


そこが、日本の不思議なところでね


会員になれば、誰でも仲間になれる的なね

仲間にさえなれば、優しく扱って貰える〜って言うかね


で、話は戻りますが…


そうなってくると、なんかよく分からないんだけど、私がキャリアを積んで来た世界とはちょっと違う流れで、出来上がってる感じなので、それならば「ライブなんて、やっちゃったもん勝ち」的なんで良いのかなと思うようになった


うまく説明出来ないのですが、こんだけプロと素人の境目がない状況だと、やっちゃったもん勝ち傾向は益々酷くなり、私達プロから見ると、相当レベルは低くて、はぁ?って感じの人でも、SNSなんかでそれなりに露出したり、なんちゃってな記事書けば、誰でもプロみたいに見えちゃうんだろうね


ここが、海外との明らかな差だと思う


海外では、プロとアマチュアの差がはっきりしてるからね


それは、聴く人の耳が肥えてるから

それに、尽きると思います

そして、縦社会のプロ同士の環境だと、そうはいかないからね。認めてもらうまでの段階や努力が、恐ろしく違う気がしてます


それが、本来の意味でのキャリア〜って事だと私は思ってます



というわけで、今まで、こんなんで良いのかしら〜みたいに遠慮してたんですが、やっちゃったもん勝ちらしいので、どんなんでも良いから(笑)ガンガン、やってますよ的な事を、アピールしていこうと思う


アピールしたもん勝ち(笑)なんだろうなとね


というわけで、良い内容も、そうでないものも、取り敢えずドンドンYouTubeに上げて行ってます

めんどくさいけどね(笑)

ま、備忘録的なもんですかね

数撃ちゃ当たるかも知んないしね


本日の写真は

昨日の残りで夕飯を

料理は楽しい〜

非日常だから楽しいのかと思ってたけど、そうでもないかも(笑)

手作りは良いです、料理も音楽もね

(^_−)−☆


P.S.

極常識的な環境で、それらの人達と仕事してきたので、どうしてもバンドマンの人達とのコミニュケーションが取れません


私は昔はバンドマンだし、今もミュージシャンなんだけどね

一般の方々との方が、普通にコミニュケーション取れるのは、そういう事なのかもしないと最近気がつきました


そういう意味で、今、全てが嫌になってる


それが理由なのかもしれません

1人でやる作業は、そのストレスがないからね

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