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執筆者の写真ERIKO

Bob James Once Upon A Time: The Lost 1965 New York Studio Sessions

自主練から帰宅すると、Amazonから宅配便が届いていた


そか、今日はBobさんの1965年にニューヨークのスタジオで録音されたテイクが残っていて、それがアルバムとして発売される日だった



早速、封を開けて聞いてみる

う〜〜ん、ストレートなジャズです

と思ってると、すごいフリージャズ

と思ってると、フランスの作曲家達に影響を受けてるであろうアプローチの曲

と思ってると、ビバップだ


そう


凄い才能なのです


それだけです(笑)


そうここで思ったのは

才能あるとね

ジャズ以外の事やりたくなる

それ、当然です


ジャズピアニストのまま終わるわけが無い

アレンジが出来、作曲も出来、プロデュースもできフュージョンもでき、歌物も出来

シンセも弾け、オーケストラのアレンジも出来る

映画音楽、タクシーでは「Angela」が大ヒットし、デイビッドサンボーンとの「ダブルヴィジョン」ではグラミー賞を取った


それは、根底にどっしりとした基礎があるから

もっと言えば、ジャズが出来てて、そこからスタートしてるからです


逆をさかのぼって、今、このアルバムを聴いてる訳なんだけど

新しいんだよね

変な言い方だけど、1965年の音と演奏を聴いてるのに、古くない


そう、それがBobさんなのです


古くさくないジャズ

そこで終わらなかったのは、その先がある事をBobさん自身が一番分かっていたから

古いタイプのジャズピアニストでは終わらなかったわけでね


でも、基本、これだけのジャズが出来るので、誰も文句言えないはずです

好き嫌いのレベルじゃ無いからさ

深さが違う


しかも、頭でっかちじゃ無いしね、日本人みたいに

すごい知識なんだけど、それ以上に「心」で反応して音楽やってるので、飽きないです、聞いていても。


この時代、ジャズは飽きますよ。ずっと聞いてるとね。どんなにジャズ好きな人でも、つまんないジャズ多いしね(笑)

でもね、このアルバムはね専門の人が聞いていても(笑、私の事ね)聞いてて飽きないんだよね


要するに・・・


この時点で、彼の中には既にポピュラリティーみたいなものがあって、その上でジャズをやってるからですね


そう言う人は、ジャズの世界だけにとどまるわけも無いわけです


改めて、彼の凄さを感じました


どうやって、あんな閃きが瞬間に浮かぶのか

そう、生まれ持った才能です(^_^;)


いいな〜

こんなに、自由自在に音を使って表現出来たら

最高でしょうね


あふれ出て、一生枯れることの無い才能です


基本、若い頃に開花してる

スペシャリストとは、そういうものです

生まれ持った、センスがあるから どんなに勉強しても手に入れることの出来ない「何か」を持ってるからです


そして、それを見いだしてくれたクインシーのお陰でもあるのかな


今日は、起きてそうそう嫌な情報見て、イライラしてたので、外出して外スタジオで練習してから、このアルバムを聴いたので、パワーをもらいました



んとに、くだらないことに苦悩してる場合じゃ無い、自分。


次元が違いすぎる


この気持ちで毎日過ごしたい

そんな風に思わせてくれた、Bobさんの音楽


素晴らしいです


Thanks BOB!!




























P.S.

彼の中には、やはり白人の血が流れていて

所謂、ブラックマン達のジャズとは違います


けれど、その後の彼は、わかる人にしか分からないと思うけど、とても「ブラックフィーリング」が基本の音楽をやり続けてます


彼は白人だけれど、音楽のテイストは間違いなくそうなのです


そして、その兼ね合いが彼の独自の音楽サウンドを生み出したように思います


例えば、比べるとね〜デイブグルーシンは、アメリカ人でも西海岸の所謂、フュージョンサウンドだしね。だから、ブラジリアンとかはやるけど、黒人ぽいサウンドはあまりやらない それに対して、Bobは東海岸の人です てことは、やはり「黒・ブラックフィーリング」なのね


私が西海岸フュージョンがイマイチ苦手なのは、その辺なんですね

Bobさんのサウンドは、そう言う意味で、私には超ストライクな訳です






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