日々、猫のタローがこの世に居なくなったことを、ことある毎に認識して号泣するという作業を繰り返している
朝、目が覚めたときや就寝前に、そうなることは無くなったのだが 毎日、ふとした瞬間にタロー君を思い、涙に暮れる毎日だ
とても
仕事何処じゃ無い
きっとタロー君は、私がこうなることを分かっていて、そのタイミングを待っていてくれた気がする(と、書きながらも涙が溢れる、笑)
21年間、寝食を共にしてきた人(猫)と別れることが、こんなにも苦しく寂しいことを初めて知るわけである
みんな、どうやってこの種の傷心から立ち直っていくんだろうか
タロー君は、人間の歳にしたらば100歳を過ぎていたわけで、大往生なのだが
どんな理由を付けても、私の心が収まることは無い
声を出して泣く・・・ということが、こんな風にあるものなんだなと、ことさら驚くほどの悲しみなのだ
近所に聞こえてないか、心配だが
多分、タローの具合が悪くなってから、動物病院へ行くときはタクシーを呼び、それが続いていたのに、ある日を境にぱったりと静かになった我が家の様子を見て、分かってくれてるのかもしれない
なにせ、送迎のタクシーの運転手さんの間では、家が猫を飼っていて、いつも窓際に猫達が居て、どうもその猫が具合が悪いことは知られているようだし(笑)行く先が動物病院な事も、運転手さん達は分かっていてくれたようだしね(笑)
それと関連するかどうか分からないのだが・・・
タローの具合が悪くなり、最期のほうで送迎してくれる運転手さんたちが、みなさんペットを飼っている〜という偶然が重なっていた
ペット用のケージにいれて、車に乗るので、その中に犬か猫が入っていることは、動物を飼ったことある人ならば分かる
そして、いつも運転手さんの方から声をかけてくれた
「どこか具合が悪いんですか?」 「猫チャンですか?」
というように、本当に最期の何回かの往復では、殆どの運転手さんとペット談義になった
この世に、どれだけ動物を飼っている人が多くて、しかもそれらの人達は、心優しくこんな状態の私を慰め、優しくしてくれた
それは、その時の私にとってのささやかな時間の中での慰めとなっていた
それほどに、ペットという存在は、私達にとってかけがえのない物である事を改めて知る
だから
だから、まだまだ仕方ない
私の体中の力が抜けてしまい、何もすることが出来ず、ただただ涙に暮れる日が過ぎていても、それは普通の感情なんだと思う
昼間は、一番下のメル君(19歳、雄)が、寝ている間に急に鳴きだした
そう、夢を見ていたんだなと思った
そして、メル君に「タロー兄ちゃんの夢見たんでしょ?」と聞いてみた
タロー君が会いに来た?と聞いてみる
メル君も、ハナちゃん(20歳、雌)、もうタロー君はこの家には帰ってこないことに、ようやく気づき始めたようで、時々、家の中を見回してタロー君を探している
ハナちゃんは、思いの外(笑)、私がタロー君ばかりを可愛がっていたので、やっと自分が甘えられる番が来た〜とばかりに、やたら甘えたがる
特に、タロー君の最期の頃は、つききりだったので、ハナちゃんは寂しい思いをしていたんだな〜と思う
猫は、とても焼き餅焼きなので(笑)、ハナちゃんに関してはタロー君が居なくなって、やっとエリツィンを独り占めできてる感が強い(笑)
その辺は、流石動物だな〜とは思う
メル君は、タロー兄ちゃんと仲が良かったので、今はもうグルーミングしあう相手も居なくて、寂しそうだ
なので、夢をみて鳴いていてメル君に「メルちゃん、タロー兄ちゃんが付けてた首輪をもらおうか」と、タロー君の形見でもある首輪を、メルちゃんに付けてあげた
これからは、メル君がお兄ちゃんだからね〜エリツィンを守ってね〜ってタロー君が言ってた?と、メル君に話してみた
多分、人間にはわからない猫同士のテレパシーで、既に会話をしていることだろうと、私は思っている
私は
こんなダラダラと過ごしていてはいけないのだが
あまり自分を追い詰めることもやめている
自然なままに
泣きたければ気が済むまで泣けば良いしね(笑)
というか、今、何かを我慢してたり努力するような気力が残ってないわけです
それくらいに、私のダメージは大きいわけですね
仕事も当面無いし(無いようにセットしたのですが)
心がもう少し元気になるまで
このままタロー君を思いながら、しばらく過ごすことになりそうです
きっと、立ち直れるきっかけはいつか来る
そんな風に思っています
お世話になった動物病院から、タロー君にお花を頂きました
素晴らしい先生に担当して貰いまして、優しいスタッフさんに囲まれて
本当に感謝してます
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