気候のせいか連日体調が悪く、良く眠れない
猫のタローくんの具合もあまり回復せずにいるので、老猫達の先行きを考え始めると、気持ちは重い
うちの三匹の猫達は、私の人生の中で最も長く生活を共にしていた存在である事に気づく。他のどんな人間達よりね(笑)
特にタロー君は、頭の良い猫でこの20年間の私の全てを知っていてくれる
きっと、ずっと私の事を心配し続けてたんだろうなと思うと、申し訳ない気持ちが先に立つ
泥酔して荒れてる私も、心の病気にかかりうずくまっていた日々も、締め切りに追われて仕事をしていた私の事も、泣いて笑って怒ってetc.
他の誰もが知らない、私の事を感じてくれてた事に、弱ってるタローの耳元で「ごめんねぇ〜そして、ありがとうね」なんて、沢山話しかける
タローは、荻窪の動物病院から、保護猫としてもらって来た
生まれて半年にもならないタローは、荻窪のガソリンスタンドの脇に、左の耳から血を流して捨てられていたらしい
捨て猫だったわけだ
そんなタローを貰いに、20年前の真冬の雪の降った日に、私の母親と共に動物病院まで受け取りに行った事は、今も忘れない
私は、一人でペットを送った事がまだない
昔飼っていた犬二匹は、既に私が実家を出ていたので、死際は見てない
今回は、この先三匹を私1人で見送らなければならない
ペットロスという話をよく聞くが、きっと覚悟はしていても私のショックは計り知れないことは、今から想像がつく
悲しまないようにしなければならない
ここまで、長生きしてくれたのならば、「ありがとう〜」という言葉で送ってあげられるように、今から覚悟しなければならない
終わりは必ず来るわけだからね
私は至らなかったかもしれないけれど、沢山の愛情で、彼らと過ごして来たつもりだから。そして、沢山の愛情も貰えたしね
私が「この家に来れて良かったでしょ?」と言えば、彼らにしてみれば「僕達で良かったでしょ?」と思ってるだろう(笑)
けれど、彼等はきっとずっと私の事を心配しながら、暮らしてたと思う
この先もね(笑)
まずは、そこを何とかしないとならない
エリツィンのことが心配で、と言われないように、私がちゃんとしなければ…と思いながら、日々過ごさなければね
写真は
本日のうちごはん


きっと、タロー君の事だ
復活してくれると思っている
しかし
人間の晩年は、悲しいことの連続だな
順番だから仕方がないんだけれど
こんな時のために、支えになってくれる自分の家族が必要だったし、若い力が必要な事を知る
全てを独りで背負い込むのは
なかなか厳しいね(笑)
開き直るしか無いんだろうな
だから、これ以上の悲しい気持ちになるような事態は避けるしか無いのだ
そんな人生だ
僅かで良いから
光の見える話題が欲しい
明るく生きれる希望が欲しい
そして、「しっかりしろよ自分…」と
自分に言い聞かせる
穏やかな気持ちで毎日暮らせますように
望みは、それだけです
Comments