昨夜は、やはりよく眠れずに、
何度も何度も、目が覚めてしまった ずっと、同じ寝床の半分の右側に居た猫のタロー君はもう居ない
だから
セミダブルの幅の寝床でタロー君を押しつぶさないように気遣いながら、寝返りを打つ時も気にしていた訳だけれど、この夜はそんな事も気にせずに、疲れ果てている私の身体を十分に広げて休めるはずなのにね(笑)それなのに、やはり眠れずに夜は過ぎた 朝がたになってから、やっと続けて睡眠できたようで、
目が覚めて、隣を見ても、もうタロー君は居ない
そうか・・・タローはこの世にはもう居ないんだなと
改めてその現実を確認する
その時に、涙は出てこない
いつもと同じように「タロー君、おはよう〜」と遺骨に語りかけ、いつもの彼のルーティン通りにそれを抱き、一階のおばあちゃんの所まで、連れて行った そして、いつものようにタローの遺骨と共に、老母は夕方までの時間を過ごすことになる 老母は
タローの死について、大きく泣いたりはしなかったけれど、そうでもやはりダメージを与えてるだろうなと心配ではあるが、ある意味、老母は過去に2匹の犬を天国に送り出している経験者なのでね、
私よりは落ち着いている気がする
私はふとした瞬間に
タローが不在な事を思い知らされ、号泣が始まる もしかしたら、ポッと元気な頃の姿で、押し入れの奥から出てくるんじゃ無いかという錯覚に陥る
目に止まる、タローを思い出す全てのもを見る度に、涙は落ちる 昨日は葬儀、今日は、まだその1日目だ
当たり前なんだろうけれどね
けれど、昨日の斎場で骨になったタロー君を見たときには、何故か涙はこぼれなかった
これならば、形が消えたことによって、ある種の諦めと気持ちの整理が出来たのかなと思っていたけれど、とんでもない
このぽっかりと空いてしまった喪失感は、これからの私が味わう新たな試練である 昨日まで居た人が(猫が)、今日は居ない。
こんな残酷なことがあるだろうか
沢山の後悔が押し寄せる もっと、あ〜してあげておけばよかった、もっと、抱っこしてあげてれば良かった、もっと優しくしてあげれば、もっと〜もっと、と、沢山の後悔で、自分で自分を責める
仕事ばかりしていた自分の人生をも責めたりする
けれど、これはどうも全ての同じ状況の時に、人間は思うことらしいのでね 一通りの、このような経過を通り越さないとならないんだろうなとは、分かっては居る タローが余命わずかになった頃に
私は彼に沢山話しかけていました
これは過去にも何度も、タロー君達に話しては居たのですが
「エリツィンはさ、もっと広くて大きな家に住んでさ〜タロー、そこには中庭があってね〜、君たちが自由に遊べる土の庭があってね、そこには大きな木があってさ、好きなだけ、そこで木登りをして遊ばせてあげたかったなぁ〜タロー君〜」と、話しかける
これは、タロー君が過去にお外に出たくて何度か脱走したことを思い、そんな風にしてあげれば、家の中だけだった猫達も、外の空気を吸い、土の上で泥だらけになって遊ばせてあげられるのにな〜という私のひとつの夢でもあった
それを、最期まで叶えさせられなくてごめんねぇ〜と、余命わずかな最期の頃のタローに、また話しかけて謝ったりした
そして、死はけして怖くないんだよ、タロー君、何も変わらない 今までと同じだよ、君の側にエリツィンはいつもいるし、ましてや、向こうに居るおじいちゃんにも逢えるかもしれない。捨て猫だった君のお母さんとお父さんにも、もしかしたら逢えるかもしれないしね〜と、沢山、沢山、最期の頃のタロー君には話しかけたりしていた
だから、何も後悔する必要はないのですがね 十分の愛で、彼を送り出したつもりなのでね
というような感じで・・・
しばらくは、タロー君との思い出話ばかりになりそうですが(汗)
綴ることでワタシ的な供養になると思っているので、ゆっくりとタロー君との21年間を書いていこうと思ってます
長くなりそうなので(笑)、本日はこの辺で・・・
P.S.
本当に、私の仕事が一段落していて良かった ま、そうなるようにセットした部分もあるのでね こんな風にタローのことを思ってあげられますのでね
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