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  • 執筆者の写真ERIKO

痴呆ということ

夜中に{夜明けに、笑)、ふと思った


今まで、例の海外ドラマ「billions」をぶっ通しで観てたんだけど、超インテリ集団、エリート達の話でもある


どんなあこぎな手段を使ってでも、大金をつかむ事に命をかけてる男と、正義のためにそれら悪人(?)達、汚い手段を使ってでも金儲けをする奴らに裁きを〜と思っている男との話なんだけど(またここに、ひとりの女性が挟まって絡んでいるところが面白い)


これら、頭のいい人達は、陰謀や裏切りが如何に出来るかを競ってるんだな


そこに良心も、愛情も、心に関する拘りは無い

逆に、憎しみこそ成功のためのエナジーだと言っている


自分の能力、知性がどれだけの物なのか、それを競い合って人をおとしめる話だ

成功の証は、お金〜という人達は、お金自体と言うよりも、それをつかむための自分の能力を発揮する事に、意義があるんだろうね


頭が良ければ、自分の能力を試したくなる

その結果は、人より成功すること、金を手にすることなんだろう


このドラマを見てると、なんか、観てる自分も、少し薄汚れる気がするけれど(笑)、実際、その対極にある「義理」だとか「愛」だとか、「人情」なんてことは、これらの層からすると、阿呆らしい拘りに映るんだろうな〜なんて見てるとそう思う


やはり、自分とは対局の世界がそこにあってね

ま、だから面白いし、惹かれるんだけれど・・・


そうか、世の中はこういう超インテリ層が世界を制覇してるんだろうな〜って思う


音楽?

笑えるよね、そんな物ね

心?誠実さ?

鼻で笑われそうなドラマであります(笑)



で、

今日は、

それを書きたかったんじゃないの


今、隣に猫のタローがいて、彼に話しかけて聞いてもらぅていた話が、実に本筋だったので書くことにして


そう


歳と共に、記憶は薄れ、脳の退化から昔のことは段々、忘れてしまう


楽しかった想い出も、悲しかった過去もね・・・・


でもね、それで良いんだなと思った


痴呆は、あの世へ向かうために、とても大事なことなんだとね


だってさ

死ぬときにね、あの世に行くときに、現世での記憶が鮮やかで、めちゃ想い出が沢山あって、全部覚えてたら、あの世に行きにくいじゃないですか


未練だらけで、この世を去らなくてはならない


そういうことの無いように、人間は徐々に脳が衰えて、現世でのことを忘れて行き、最期には何も記憶に残ってない状態で旅立たないと、それは未練だらけでこの世を去ることになる訳だからね


それを、させないために、脳は衰え、次の世での新しい準備を始めてるんだな〜って発想になったよ


そう、痴呆も脳の老化も、悪いことじゃないんだよ

来世への、準備だからさ


あの世に行くときには、この世での想い出を全部忘れてから行かないとね


多分、そういうことなんだろうなって、今、急に気がついた


だから、若くして亡くなったり、まだこの世を全うしてないで逝った人は、記憶が鮮明なままで旅立たなくてはならない


それが、要するに「心残り」だったりして、色んな形で念として現れたりするのかもしれないしね


そう考えると、痴呆も脳の退化も、悪いことじゃない〜ってね


自然の摂理なんだな すべて生まれてきたときと同じように、「無」の状態になって戻るためにね・・・



老猫、タロー君は、あれから丸二ヶ月生き延びている


奇跡だな


勿論、いつどうなるか分からない状態であることに変わりは無いけれどね


あれだけ、覚悟して涙が枯れるまで泣いてたのに

今も、まだ隣で寄り添ってくれてるタロー君と

こんなに長い間いられるなんんてね


神様に感謝













P.S.

日付けが変わる少し前に、朗報が


やはり


こつこつと、積み重ねていれば、いつかチャンスは来る


必ず、いつか報われる

そうやって、ここまで生きてきた


ずるいことしなくても、お金持ちには慣れなくても(笑)小さくても清い成功ってのは、自分の中にだけある


世の中の誰にも気づかれなくて良い

誰からも、評価されなくても良い


そう、自分が自分を評価できれば

それはある種の成功と言えるのかもしれない




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